独り言
やっと涼しくなってきて、この秋冬は是非とも編み物に挑戦したいと、こんな本を買ってみました。 52 Weeks of Easy Knits フィンランドベースの出版社LAINEによる編み物教本。 LAINEは女性2人によって2016年に立ち上げられ、この52Weeksシリーズは他にもいく…
前回の記事は日常英会話の参考書としてSally Rooneyの"Normal People"を取り上げました。 そしてそれを書いていた時、ふと思い出したのがこの本。 そういえばこれも日常英会話の参考書だったと。 "Loveless" by Alice Oseman 著者のアリス・オズマンはイギリ…
遅ればせながら、初めてサリー・ルーニー作品を読みました。 ”Normal People” by Sally Rooney ”Normal People” はアイルランドの作家 サリー・ルーニーの世界的ベストセラー小説。 デビュー作 "Conversations with Friends" に続き2018年に出版されました。…
"tuesdays with Morrie : an old man, a young man, and life's greatest lesson" by Mitch Albom アメリカのスポーツコラムニスト、ミッチ・アルボムによるノンフィクション。 難病 ALS(筋萎縮性側索硬化症)(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)に侵…
以前、古書店で購入した「チャリング・クロス街84番地」を引っ張り出し、昨日はほぼ1日中この往復書簡集に浸っていた。 「チャリング・クロス街84番地」へレーン・ハンフ(編著) 江藤淳(訳) ニューヨーク在住の女性作家 へレーン・ハンフさんとロンドンの…
前回取り上げたのは好きになれなかった本についてだったけど、今回取り上げるのはものすごく好きになった本について。 "The Little Match Girl STRIKES BACK" by Emma Carroll / Lauren Child (ILT) 「それは "The Little Match Girl" と呼ばれ、美しい装丁…
読んでみて好きになれなかった本のことを、ここで取り上げる意味があるのか訝りつつ、これほど自分に合わなかった作品は珍しく、それゆえ思うところも多々あり、一応個人の一意見として簡単に記しておこうと思う。 その作品は "Simple Passion" by Annie Ern…
もうセールはいいかな、と思っていたのですが、、、、、 丸善お茶の水店で5月31日(金)〜6月13日(木)まで開催中の洋書そるど市へ行ってきました。 洋書そるど市は丸善で開催される恒例の洋書バーゲンセール。 60%~30%OFF(ペーパーバックはほぼ550円)…
燃えるような新緑、決して途切れることなく響き渡るうぐいすの鳴き声。 これが2024春、益子一泊二日一人旅の一番の印象です。 これまでの人生の中で、こんなに緑が目に染みたのも、こんなにうぐいすの鳴き声をきいたのも、生まれて初めてです。 ふだん新宿御…
今年もまた、ワグナー・ナンドール アートギャラリーの春季展にあわせ、益子へと出掛けました。 旅はたったの一泊二日だったにも関わらず、書き残しておきたいことが多々あり、多分これから何回かの投稿は益子のこと(しかもスローペース)になると思います…
自分の中で、何かが大きく動いた1冊、"Rememberings" by Sinead O'Connor "Rememberings" by Sinead O'Connor Sinead O'Connor はアイルランドが誇るシンガーソングライターであり活動家であり個人的には詩人でもあったと思っています。 残念なことに2023年…
Lo. Lee. Ta. Lolita, light of my life, fire of my loins. My sin, my soul. Lo-lee-ta: the tip of my tongue taking a trip of three steps down the palate to tap, at three, on the teeth. Lo. Lee. Ta. ウラジミール・ナボコフの「ロリータ」は、こ…
Andre Aciman の "Find Me” を読みました。 ”Find Me” は映画にもなった ”Call Me By Your Name” の続編。 私はたまたまこの本を昨年の洋書そるど市(丸善で開催される洋書セール)で見つけ、まず第一にこの、”Call Me By Your Name”感満載のカバーデザイン…
今週のお題「大発見」 先日、ちょっとした用事で水道橋駅周辺を訪れました。 普段この辺りに来ることはほとんどなく、駅を出てまず目に入るのが東京ドームシティのアトラクション。 不思議なもので、ただそれを見ただけで「わー!」と、心の中で歓声が上がり…
以前から気になっていた街・栃木県宇都宮市。 先日やっと訪れて、前回はランチのため偶然入ったお店について書きました。 hengenjizai.work 今回の宇都宮散策は突如思い立ち、ほとんど下調べもなく出掛けましたが、一応目指して歩いたのはここでした。 カト…
先日、念願の宇都宮散策へと出掛けてみました。 宇都宮は益子町へ行くときの経由地で、いつも西口にあるバス乗り場で益子町行きのバスに乗り、車窓から市内の様子を眺めるたび、「どんな街なのか、益子だけじゃなく宇都宮も歩いてみたいなあ」と思っていまし…
2019年出版のヤングアダルト小説、"PET" by Akwaeke Emezi。 以下、本裏表紙、内容紹介文(訳は私の意訳)から。 There are no monsters any more, or so the children in the city of Lucille have been taught. Jam and her best friend, Redemption, have…
有難いことに今年は、お正月休みを少し長めに取らせていただきました。 その間は自宅に引きこもり、何もしないか本を読むか、ほとんどの時間を一人だけで過ごしました。 お休み中はどこにも行かなかったけど、読書がちょっとだけ旅代わりになっていたような…
最近、読書も大掃除ということで、部屋のあちこちに転がる読みかけの本を片っ端から読んでいる。 今年が終わるまでに何冊読み終えることができるか、ひとり年の瀬チャレンジです。 そんな中、「途中でやめたままにしないでよかった、最後まで読んで本当によ…
早いもので今年もあと1ヶ月をきりました。 過ぎ行く時間のはやさに慄きつつ、かといって時を止めることもできないので、最近はよいお正月を迎える準備を進めることに楽しみを見出して日々の生活を送っています。 個人的には、今年は(というか今年も)タイミ…
益子一泊二日一人旅 【part one】からの続きです。 hengenjizai.work ワグナーナンドールアートギャラリー、ぐるっと一周みてまわり、最後に敷地内の五角堂ギャラリーで開催中の併設展、 積化体 [旋] -Objectlessness へ。 ギャラリーの外に展示されていた作…
昨年に続き、ワグナーナンドールアートギャラリー秋季展(10月15日〜11月15日)にあわせ、益子一泊二日一人旅。 ワグナーナンドールアートギャラリー ハンガリー出身の彫刻家ワグナーナンドールさんと奥様のちよさんによる邸宅美術館。 益子の小高い丘の上に…
先週末、東京古書会館で2日間にわたり洋書まつりが開催されました。 洋書まつりは年に一度、読書の秋に開催される洋書のバーゲンセール。 英仏独を中心に様々な言語の洋書が並び、ジャンルは絵本、アートブック、小説、哲学、芸術、歴史、社会科学など多岐に…
まだまだ暑いけど、一応季節は秋へと進んでいる様子なので、今回は過ぎ去った今年の夏をザックリ振り返ってみたいと思います。 私事の内容ですが、よろしければ最後までおつきあいください。 8月の夜、新宿にて 1 仕事 リモートワークとかできる職種じゃない…
読書の夏ということで、先月夏の洋書市で購入した本を読みまくっています。 この暑さでカフェ利用が増え、おかげで読書がはかどってます。 hengenjizai.work その中で今回は、こちらの本について。 THE GREAT GODDEN by MEG ROSOFF Meg Rosoff といえば、お…
高知県立美術館で開催されたバーニー・ディーター「リトル・デス・クラブ」の翌日は、高知県立牧野植物園(またまた県立)を訪れました。 牧野植物園、いただいたリーフレットによると、高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の業績を顕彰する…
遅ればせながら、洋書専門店 Books Kinokuniya Tokyo で開催中の洋書市に行ってまいりました。 2023 夏の洋書市、期間は 7月6日(木)~7月17日(月・祝日)。 倉庫から14000冊を大放出し最大で通常価格の60%オフとのことなので、かなりお得なイベントです…
以下、高知県立美術館によるイベントフライヤーより。 ワイマール時代の退廃的な雰囲気を持つ東ベルリン・キャバレー界の女王バーニー・ディーターが、4人組バンドを率いて本邦初上陸。 空中ブランコに揺れる軟体芸、ヘアーハンギング、刀剣呑み、フラフープ…
突如写真に興味を持ち始め、どこへ行くにもカメラを携えていた若かりし頃、「これ読んでみなさい」と知人から渡されたのが、この本だった。 「写真論」スーザン・ソンタグ著 近藤耕人訳 晶文社 原書の刊行は1977年、今から46年も前のこと。 なのに時代遅れと…
年代、場所、不明。 主人公は美術館で清掃員として働くライター志望の女性。 日々、もっと執筆に集中できる生活を送りたいと願う彼女は、裕福な男性と結婚することにより、念願の環境を手に入れる。 というのは、かなりざっくりしたあらすじ。 そこからまず…