変幻自在ブックス

At Midnight, I Become a Monster

高崎散歩|商店街、カフェ、古書店

群馬県高崎駅へは東京駅から新幹線でたったの50分。 ということで、先日ふらっと高崎ソロ散歩してみました。 これまで高崎を訪れる機会はあったものの、毎回高崎駅と目的地の往復だけで終わってしまい、何気にずっと、この街でもっとゆっくり時間を過ごして…

ALL FOURS by Miranda July

とにかく面白かったこちらの本。 ALL FOURS by Miranda July 以下、本書裏表紙より抜粋。 A semi-famous artist announces her plan to drive cross-country, from Los Angeles to New York City. Thirty minutes after Leaving her husband and child at ho…

『言語化するための小説思考』小川哲|読者のために書く。

こちら、先日紀伊國屋書店新宿本店内をウロウロしていたとき目についた本。 『言語化するための小説思考』小川哲 以下、まえがきより。 本書には、僕が小説を書くときに考えていることを可能な限り言葉にしてみよう、という試みの軌跡が記されている───そし…

【児童書】When Hitler Stole Pink Rabbit

こちら、ずっと気になりつつなかなか読み出せなかった児童書。 When Hitler Stole Pink Rabbit by Judith Kerr 著者は絵本『おちゃのじかんにきたとら』でもよく知られるJudith Kerr。 ドイツ生まれのユダヤ人であったJudithが1930年代、台頭するナチスから…

画家フランシス・ベーコンという、どうしようもない混沌

こちら全74頁の、小さな小さなマスターピース。 "The Death of Francis Bacon" by Max Porter アイルランド生まれでイギリス人の画家フランシス・ベーコンの最後の6日間をイギリス人の作家マックス・ポーターがリイマジン・リクリエイトした作品。 1992年4月…

『物語のなかとそと 江國香織散文集』|書くことは、一人だけでする冒険だと思う。

こちら、ずいぶん長いこと本棚の中で息を潜めていた本。 『物語のなかとそと 江國香織散文集』江國香織 装画 宇野亜喜良 装丁 名久井直子 2018年出版のこの本、「読むこと」と「書くこと」をめぐるエッセイそして掌編小説からなる散文集で、私にとっては生ま…

【谷川俊太郎】WITH SILENCE MY COMPANION

こちら、先月訪れた詩の古書市にて出会った1冊。 谷川俊太郎『旅』英語版。 "WITH SILENCE MY COMPANION" by Shuntaro Tanikawa, translated by William I. Elliott and Kazuo Kawamura もとは1968年に求龍堂から出版され、この英語版はアメリカで初めて刊行…

上田義彦 いつも世界は遠く、

雨の休日、電車とバスを乗り継ぎ神奈川県立近代美術館 葉山へ。 雨好きなので、雨降りだと出かけたくなる性分。 神奈川県立近代美術館 葉山、すぐそこには海 目的はこちらの写真展でした。 上田義彦 いつも世界は遠く、英題 From the Hip 以下、本展フライヤ…

詩の古書市 in 北鎌倉 2025

先週末、詩の古書市なるものに行ってきました。 会場は北鎌倉駅から数分のところにある喫茶ミンカ。 鬱蒼と生い茂る緑の中に佇む喫茶ミンカ。木々と同化してました。 詩の古書市 in 北鎌倉 2025は、詩集、詩人による随筆、詩論など詩関係の本に限定した古書…

【人間】人間、人間、人間

窓辺に佇むネコちゃん。 I think she is thinking something. What is she thinking ? THREE DAYS in JUNE by ANNE TYLER 表紙にネコが描かれていると、つい買いたくなってしまうのですよね。。。 でもまあそのおかげで今回は、ずっと読みたいと思いつつなか…

【ゴダール】映画はアイデアの死刑台

先日、東京日仏学院で週末2週にわたり開催されていた、フランス映画入門ゴダール編、というイベント。 ゴダール映画をスクリーンでみる絶好のチャンスということで、私も足を運んでみました。 以下、イベントフライヤーより。 ジャン=リュック・ゴダールの…

【想う】 SWIMMING IN THE DARK

宇多田ヒカルさんは『花束を君に』の中で唄いました。 花束を君に贈ろう 愛しい人 愛しい人 どんな言葉並べても 君を讃えるには足りないから 今日は贈ろう 涙色の花束を君に 私がどれほど君のことを好きになったか どんなに言葉を並べても 君を讃えるには足…

この夏再読したい洋書と和書

猛暑お見舞い申し上げます。 皆様ご無事、でしょうか。 来る日も来る日も狂気を感じるほどの暑さで、とにかく早くこの夏が過ぎ去ってほしいと願う反面、冷房のきいた室内で静かに耽るこの時期の読書はかなり好きという矛盾。 特に私の場合この季節は、昔読ん…

男を知らない私

こちら、妙に目を引くタイトル。 何の捻りもないですが、直訳して「男を知らない私」。 "I Who Have Never Known Men" by Jacqueline Harpman この本、最初の出版は1995年。 ネット情報によれば、その後1997年に英語版(原書はフランス語)が発売されるも、…

【洋書おすすめ】One

WINNER OF THE CILIP CARNEGIE MEDAL WINNER OF THE YA BOOK PRIZE WINNER OF THE CBI BOOK OF THE YEAR AWARD AND THE CHILDREN'S CHOICE AWARD WINNER OF THE CLIPPA POETRY AWARD などなど。 とにかくいろいろ受賞しているこちら。 One by Sarah Crossan …

【自己肯定感】THE MIDNIGHT LIBRARY

こちら、自己肯定感を高めたい時におすすめしたい1冊。 THE MIDNIGHT LIBRARY by Matt Haig Matt Haigはイギリスの作家で、子供向けの本も大人向けの本も書いてます。 この作品は世界各国でロングセラーとなっていて、ハーパーコリンズ・ジャパンから日本語…

【宇野亞喜良展】AQUIRAX UNO【群馬県立館林美術館】 

先月初めて訪れた群馬県立館林美術館。 目的は4月6日(日)まで開催されていた宇野亞喜良展 AQUIRAX UNOでした。 以下は、本展案内より。 日本を代表するイラストレーター、グラフィックデザイナーとして活躍し続ける宇野亞喜良(うのあきら / 1934-)。1960…

【読みやすい洋書】Totally Deceased

この本 ほんとにほんとにほんとに 面白かったです。 Totally Deceased by Sue H. Cunningham 以下、本書背表紙より。 Seventeen-year old Jess wakes from an emergency heart transplant to discover she's being haunted by the disgruntled ghost of her …

【科博】人はなぜ貝に魅せられるのか

国立科学博物館で開催されていた「貝類展 人はなぜ貝に魅せられるのか」。 会期は既に終了してしまいましたが、とても興味深い展示だったので、遅ればせながら振り返ってみたいと思います。 貝類展 ー 人はなぜ貝に魅せられるのか2024.11.26 → 2025.3.2 以下…

タコ愛が止まらなくなる本

我々の祖先が誕生した場所、海。 海は我々の起源である。 そんな大切なことを思い出させてくれたこの本。 頭足類についての探求であり、哲学であり、海への深い愛であり。 非常に興味深い作品でした。 "Other Minds" by Peter Godfrey-Smith 著書のピーター…

ANNE CARSON NOX

'NOX'はラテン語で「夜」を意味するそうです。 'Nox' by Anne Carson アン・カーソンはカナダの詩人、エッセイスト、翻訳家。 この作品は、亡くなった兄へのエレジーとして彼女がハンドメイドしたものを、忠実な複製品というかたちでニューヨークの独立系出…

For You【トニ・モリスン】

今年最後の読了はこの本。 "God Help the Child" by Toni Morrison 本書、何となく手にとって、最初のページをぺらっとめくったら、この言葉が飛び込んできて。。。 ’For You’ 「あなたに」という、たった一言が妙に頭に引っかかり、どうしても無視できなく…

【エジプト学】Walk Like an Egyptian !

なが~い冬の夜は、 キャンドルを灯し、 ブランケットに包まって、 温かいものでも飲みながら、 こんな古代世界に浸るのはいかがでしょう? "Egyptology : Search for the Tomb of Osiris" by Dugald A. Steer この本、今から100年近く前の1926年、オシリス…

快獣ブースカ【ウルトラ怪獣】

今一番のお気に入り、快獣ブースカ。 BANDAI ウルトラ怪獣シリーズ97 快獣ブースカ ほんの数日前このブースカ君と出会うまで、ウルトラシリーズに登場する怪獣たちの一員であるということも、いやそもそもウルトラ怪獣などというものの存在さえ知りませんで…

【読みやすい洋書】TOKYO UENO STATION

だいぶ久しぶりの更新になってしまいました。 何かの理由として「忙しい」という言葉を使うのはあまり好まないのですが、何やらずっと忙しく少々疲れてきたので、こちら少しお休みしていました。 とはいえ、隙間時間や移動時間の利用により思いのほか読書時…

【編み物】52 Weeks of Easy Knits

やっと涼しくなってきて、この秋冬は是非とも編み物に挑戦したいと、こんな本を買ってみました。 52 Weeks of Easy Knits フィンランドベースの出版社LAINEによる編み物教本。 LAINEは女性2人によって2016年に立ち上げられ、この52Weeksシリーズは他にもいく…

【身近な英語】Loveless by Alice Oseman

前回の記事は日常英会話の参考書としてSally Rooneyの"Normal People"を取り上げました。 そしてそれを書いていた時、ふと思い出したのがこの本。 そういえばこれも日常英会話の参考書だったと。 "Loveless" by Alice Oseman 著者のアリス・オズマンはイギリ…

【日常英会話の参考書】Normal People by Sally Rooney

遅ればせながら、初めてサリー・ルーニー作品を読みました。 ”Normal People” by Sally Rooney ”Normal People” はアイルランドの作家 サリー・ルーニーの世界的ベストセラー小説。 デビュー作 "Conversations with Friends" に続き2018年に出版されました。…

Tuesdays with Morrie : an old man, a young man, and life's greatest lesson

"tuesdays with Morrie : an old man, a young man, and life's greatest lesson" by Mitch Albom アメリカのスポーツコラムニスト、ミッチ・アルボムによるノンフィクション。 難病 ALS(筋萎縮性側索硬化症)(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)に侵…

本を愛する人のための本

以前、古書店で購入した「チャリング・クロス街84番地」を引っ張り出し、昨日はほぼ1日中この往復書簡集に浸っていた。 「チャリング・クロス街84番地」へレーン・ハンフ(編著) 江藤淳(訳) ニューヨーク在住の女性作家 へレーン・ハンフさんとロンドンの…