Andre Aciman の "Find Me” を読みました。 ”Find Me” は映画にもなった ”Call Me By Your Name” の続編。 私はたまたまこの本を昨年の洋書そるど市(丸善で開催される洋書セール)で見つけ、まず第一にこの、”Call Me By Your Name”感満載のカバーデザイン…
今週のお題「大発見」 先日、ちょっとした用事で水道橋駅周辺を訪れました。 普段この辺りに来ることはほとんどなく、駅を出てまず目に入るのが東京ドームシティのアトラクション。 不思議なもので、ただそれを見ただけで「わー!」と、心の中で歓声が上がり…
以前から気になっていた街・栃木県宇都宮市。 先日やっと訪れて、前回はランチのため偶然入ったお店について書きました。 hengenjizai.work 今回の宇都宮散策は突如思い立ち、ほとんど下調べもなく出掛けましたが、一応目指して歩いたのはここでした。 カト…
先日、念願の宇都宮散策へと出掛けてみました。 宇都宮は益子町へ行くときの経由地で、いつも西口にあるバス乗り場で益子町行きのバスに乗り、車窓から市内の様子を眺めるたび、「どんな街なのか、益子だけじゃなく宇都宮も歩いてみたいなあ」と思っていまし…
2019年出版のヤングアダルト小説、"PET" by Akwaeke Emezi。 以下、本裏表紙、内容紹介文(訳は私の意訳)から。 There are no monsters any more, or so the children in the city of Lucille have been taught. Jam and her best friend, Redemption, have…
有難いことに今年は、お正月休みを少し長めに取らせていただきました。 その間は自宅に引きこもり、何もしないか本を読むか、ほとんどの時間を一人だけで過ごしました。 お休み中はどこにも行かなかったけど、読書がちょっとだけ旅代わりになっていたような…
最近、読書も大掃除ということで、部屋のあちこちに転がる読みかけの本を片っ端から読んでいる。 今年が終わるまでに何冊読み終えることができるか、ひとり年の瀬チャレンジです。 そんな中、「途中でやめたままにしないでよかった、最後まで読んで本当によ…
早いもので今年もあと1ヶ月をきりました。 過ぎ行く時間のはやさに慄きつつ、かといって時を止めることもできないので、最近はよいお正月を迎える準備を進めることに楽しみを見出して日々の生活を送っています。 個人的には、今年は(というか今年も)タイミ…
益子一泊二日一人旅 【part one】からの続きです。 hengenjizai.work ワグナーナンドールアートギャラリー、ぐるっと一周みてまわり、最後に敷地内の五角堂ギャラリーで開催中の併設展、 積化体 [旋] -Objectlessness へ。 ギャラリーの外に展示されていた作…
昨年に続き、ワグナーナンドールアートギャラリー秋季展(10月15日〜11月15日)にあわせ、益子一泊二日一人旅。 ワグナーナンドールアートギャラリー ハンガリー出身の彫刻家ワグナーナンドールさんと奥様のちよさんによる邸宅美術館。 益子の小高い丘の上に…
先週末、東京古書会館で2日間にわたり洋書まつりが開催されました。 洋書まつりは年に一度、読書の秋に開催される洋書のバーゲンセール。 英仏独を中心に様々な言語の洋書が並び、ジャンルは絵本、アートブック、小説、哲学、芸術、歴史、社会科学など多岐に…
久しぶりの、なんにも予定ないお休み前夜は、予報通り雨で、雨、好きなんですよねぇ。。。 こんな日はあてもなくただただ無性に歩きたくなります。 So, went for a walk in the rain. 濡れたアスファルト、そこにうつるライト、街路樹、花々、雨の日は見慣れ…
まだまだ暑いけど、一応季節は秋へと進んでいる様子なので、今回は過ぎ去った今年の夏をザックリ振り返ってみたいと思います。 私事の内容ですが、よろしければ最後までおつきあいください。 8月の夜、新宿にて 1 仕事 リモートワークとかできる職種じゃない…
読書の夏ということで、先月夏の洋書市で購入した本を読みまくっています。 この暑さでカフェ利用が増え、おかげで読書がはかどってます。 hengenjizai.work その中で今回は、こちらの本について。 THE GREAT GODDEN by MEG ROSOFF Meg Rosoff といえば、お…
高知県立美術館で開催されたバーニー・ディーター「リトル・デス・クラブ」の翌日は、高知県立牧野植物園(またまた県立)を訪れました。 牧野植物園、いただいたリーフレットによると、高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の業績を顕彰する…
遅ればせながら、洋書専門店 Books Kinokuniya Tokyo で開催中の洋書市に行ってまいりました。 2023 夏の洋書市、期間は 7月6日(木)~7月17日(月・祝日)。 倉庫から14000冊を大放出し最大で通常価格の60%オフとのことなので、かなりお得なイベントです…
以下、高知県立美術館によるイベントフライヤーより。 ワイマール時代の退廃的な雰囲気を持つ東ベルリン・キャバレー界の女王バーニー・ディーターが、4人組バンドを率いて本邦初上陸。 空中ブランコに揺れる軟体芸、ヘアーハンギング、刀剣呑み、フラフープ…
突如写真に興味を持ち始め、どこへ行くにもカメラを携えていた若かりし頃、「これ読んでみなさい」と知人から渡されたのが、この本だった。 「写真論」スーザン・ソンタグ著 近藤耕人訳 晶文社 原書の刊行は1977年、今から46年も前のこと。 なのに時代遅れと…
年代、場所、不明。 主人公は美術館で清掃員として働くライター志望の女性。 日々、もっと執筆に集中できる生活を送りたいと願う彼女は、裕福な男性と結婚することにより、念願の環境を手に入れる。 というのは、かなりざっくりしたあらすじ。 そこからまず…
早起きは苦手だが・・・・・ 1日の食事の中で一番好きなのが朝食! というわけで、これは絶対見逃せないと手に取った本がこちら。 POISON FOR BREAKFAST by Lemony Snicket "YOU HAD POISON FOR BREAKFAST " と記された謎のメモを発見してしまったことにより…
最近読んだ洋書の中で、特に印象深かった一冊。 "THREAD RIPPER" by Amalie Smith, translated from the Danish by Jennifar Russell 私は詩のような散文のような、意図的に組み込まれたスペースから言葉の気配を感じるような、静かで、だけど強さがある(唯…
I hate myself. I hate the things I do. I hate my body. I hate this double life of being "good" at work and "bad" at life. 年始に丸善洋書そるど市で購入した”Buy Yourself the F*cking Lilies”を読んでいる。 この本、絶対欲しいと思って買ったとい…
春の陽気に誘われて、出掛ける機会が徐々に増えてきたここ最近。 先日は久しぶりにお食事会がありました。 旬の素材を活かしたお料理は、日本の春を感じさせてくれる内容で、食から春という淡い季節を堪能しました。 ひっそり開催されたお食事会だったのです…
仕事を終えた金曜の夜。 明日は休み。 このまま真っ直ぐ帰宅するのは何だかもったいない。 左手にカフェ。 ガラス張りの店内を覗くと何か知らんが空いてる。 一等地といってよいロケーションなのだが。 これはよい、晩御飯と読書にうってつけである。 さっそ…
13:00 待ち合わせ場所着。 友人と鰻ランチ。 半個室の店内は個室同等に隔離されていて込み入ったことも話しやすく、長いあいだ自分の中だけにしまっておいた悩みを思い切ってぶちまけた。 自分が長く携わってきたことは魂から溢れ出してくるようなものであ…
丸善丸の内本店で新春恒例となっている「年始め洋書そるど市」、今年は1月5日~10日まで開催されました。 私は初日の夜に訪れて、これが物凄く良かったので、遅ればせながらふりかえってみたいと思います。 洋書そるど市、始まりは確か1965年(うるおぼえな…
トークショーなるものに行ってきました。 会場は向島にある大道芸術館。 お話はこちらの収蔵コレクションオーナー・都築響一さんと色街写真家・紅子さん。 hengenjizai.work 紅子さんは元吉原ソープ嬢ということで、現在の写真家としての活動に加え過去のお…
やっと2023年最初の更新です。 今年は新年早々、仕事始めでコロナ感染してしまいました。 高熱、嘔吐、頭痛、食事困難等々、かなり辛い症状が続いたせいか、療養期間が解除になった今もまだ、ボーっとしてます。 1月まだなにもしてないのに、気がついたら半…
特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 わたしの2022年は、何だかみょうに児童書づきました。 はまったきっかけは、こちらの1冊。 HOW TO BE BRAVE / DAISY MAY JOHNSON それまで児童書には、あまり関心なかったのですが、この本のタイトルを目…
以前ここにも書いたことある麻布十番のティールーム、Juri's Tea Room 。 hengenjizai.work 今回はそのジュリスの、アフタヌーンティーをいただいたときのことを少し。 季節限定 Autumn Afternoon Tea この時いただいたのは、いつもの定番アフタヌーンティー…