先週末、東京古書会館で2日間にわたり洋書まつりが開催されました。
洋書まつりは年に一度、読書の秋に開催される洋書のバーゲンセール。
英仏独を中心に様々な言語の洋書が並び、ジャンルは絵本、アートブック、小説、哲学、芸術、歴史、社会科学など多岐にわたる。
ということで、私も2日目に行ってみました。
お天気は清々しい秋晴れで、暑くもなく寒くもなく。
せっかくなので少し遠回りして、散歩がてら会場へむかうことにしました。
この辺は学校が多いので、緑が豊かで、建物も美しく、特に土日はとても静かで落ち着きます。
散歩コースにはもってこいです。
明治大学駿河台キャンパスの前に大きな金木犀の木が生い茂っていました。
人影はほとんどなく、鳥たちの鳴き声だけが響き渡る、なんとも穏やかなひととき。
そして同じ並びにはトラットリアレモン。
二日酔いでなければ、ここでランチしてからむかいたかったなー。
そうなのですよ、、、ちょっと話が脱線しますが、私はこの前の晩、旧友(出会いは学生時代)とのリユニオンに花が咲き、久し振りに飲みすぎ&食べすぎまして、、、この日はほぼ1日お酒が抜けず、お水ばかり飲んでいました。
リユニオンのきっかけは、先月末のこと。
その旧友と行きつけのお店でバッタリ遭遇したことによります。
聞けば友人も長くそのお店に足を運んでいるとのことで、まあビックリしたのなんの。
友人も私もあれからだいぶ年齢を重ねましたが、根本はさほど変わっていないようで、再会したときは約1秒ほど顔を見合わせ、その後お互いが相手の名前を叫んだとう。。。
しかも話しているうちに、また別の学生時代の友人が私の近所に住んでいると判明。
東京はそこそこ広いと思うけど、世間は狭いとしみじみ。
悪いことはできません。
トラットリアレモンはまた改めて。
と諦めた矢先、新たな誘惑、山の上ホテル。
帰り時間があって、二日酔いのムカムカが解消されてたら、この中のコーヒーパーラーヒルトップで復刻山の上デザート「プリンアラモード」を食べたいなあ。
本を買いに来たのに頭の中は食べ物ばかりだ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
寄り道の末、昼過ぎ、なんとか洋書まつり、到着。
お店のかたによると初日は朝から行列ができたそうです。
私が訪れた2日目午後は、ちょうどいい混み具合といったところだったかと。
ひとつの棚の前でじっと物色してても他のお客様のじゃまになることもなく、ゆっくり選ぶことができてよかったです。
各棚、参加しているそれぞれのお店の色が出ており、ついつい見入ってしまい、予定よりだいぶ時間をかけて会場内を見て回りました。
以下4冊が今回の戦利品です。
左上から
① THE LANGUAGE OF LANDSCAPE by ANNE WHISTON SPIRN
正しいかわからないが直訳すると「風景用語」。
「風景用語」って?いったいどういうこと?
これがもし "THE LANGUAGE OF ENVIRONMENT" とかだったらそこまで惹かれないけど、”THE LANGUAGE OF LANDSCAPE" となった途端、興味深々になってくる。
専門的なことはよくわからない素人の私には、中に書かれていることを想像することさえできないけど、何だかみょうに気になる1冊で購入することにしました。
こういう思いもよらなかった本との出会いはイベントや実店舗に足を運んでこそのもの。
しかもお値段たったの500円。
So why not ?
一体なにが書かれているのか、チャレンジしてみることにしました。
② AGAINST INTERPRETATION by SUSAN SONTAG
スーザンソンタグ「反解釈」。
この本はまだ読んだことなく、棚にならんでいるのを見つけたときは思わず心の中でガッツポーズしました。
お値段これまたたったの400円(値段のことばかり言ってすみません)で、2日目までよく残っていたと思います。
個人的にはこの本を見つけた水中書店の棚、私が訪れた時はだいぶ本の在庫が少なくなってましたけど、それでも一番好みでした。
今度、三鷹の店舗へも行ってみたいと思ってます。
水中書店
東京都武蔵野市中町1-23-14-102
11:00~21:00 水曜定休
③ JOHN CREASETY'S MYSTERY BEDSIDE BOOK edited by HERBERT HARRIS
カバーに一目ぼれして購入。
BEDSIDE BOOK とあるので、ベッドサイドにおいて、まるで聖書を読むように、毎晩少しずつ読み進めようと思ってます。
④ THE WATER CURE by SOPHIE MACKINTOSH
SOPHIE MACKINTOSH のデビュー小説であり、ブッカープライズ2018にもノミネートされたフェミニストディストピア作品。
下の動画ではSOPHIE MACKINTOSH 自身が、影響を受けた本や映画をあげたりしながら作品についてや、執筆を始めた頃の世界情勢、動機などについて話してます。
関心あるかたいらっしゃるかわかりませんけど、貼っておきます。
以上4冊、トータルで2400円。
2400円といえば、通常私が大型書店のウェブストアで支払うペーパーバック約1冊分のお値段。
もちろん、「安いから得した」ということではないけど(絶対欲しい本は高くても買うし)、こういったイベントは宝探しのようでもあり、もってけ泥棒価格で掘り出し物を多く見つけられれば、やはりそれだけ嬉しい。
洋書まつりのあとはちょっと相談したいことがあり、新宿で友達とお茶(プリンアラモードの時間はなかった)した。
二日酔いによるムカつきはまだ若干残っていたものの、お茶だけでは何か寂しくて、ケーキもいただく。
タカシマヤの7階にはいってる Papas cafe、新宿だけどガヤガヤしてなくて使いやすい。
何気に気に入っている。
洋書まつりに続き、今週末からは第63回神田古本まつりが開催されますよ皆さま。
期間は10月27日(金)~11月3日(金祝)、読書人を魅了する至極の8日間、です。
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