2019年、スコットランドの首都エディンバラを旅しました。
そしてその時、特に印象に残ったスコットランド国立博物館。
ここで私は、アイデンティティの尊重という強いメッセージを感じました。
何気なく過ぎていく日常生活。
でも、その中で繰り返される選択がアイデンティティを反映します。
何を着て、何を食べて、何に力を注いで、すべての行動がその人自身の表われです。
ここで時間を過ごした後、アタシの取捨選択、まだまだぬるいな、そう、強く感じました。
そして旅から戻り、大量に物を捨て、だいぶスッキリしました。
凝り固まった思考回路を解きほぐし、新たな風を吹き込む旅。
どこか行きたい!
それでは後半、スタートします。
アイヌ文化にスコットランドで触れる
意外だったのが、アイヌ文化に関する展示に、かなりのスペースが割かれていたこと。
どうしてかなと不思議に思っていたら、ここにある、ほとんどのアイヌに関するものは、日本で医師として働いたDr Neil Gordon Munroからの寄贈品とのことでした。
私はこの時初めて、Dr Neil Gordon Munroのことを知りました。
Dr Neil Gordon Munro
日本へ行く前はエディンバラで勉学に励む。
1898年、初めて北海道を訪れ、以来、アイヌコミュニティを訪問しては彼らの工芸品を収集する。
1930年、北海道二風谷(にぶたに)のアイヌの村へ移住し、医療を提供しながら、アイヌの文化や信仰を理解するために力を尽くす。
日本人の私は、異国スコットランドでアイヌ工芸品の美しさに触れ、二風谷という土地のことも知りました。
以来、二風谷は私の訪れてみたい場所のひとつとなりました。
展示物が生きてる博物館
なぜスコットランド国立博物館がこんなに楽しいのか、それは生きている博物館だからだと思います。
展示物も建物も、私には息をしているようにみえました。
スコットランド国立博物館、気持ちを次のステップへ導いてくれるような、ポジティブなエネルギーが宿る場所です。
しかもこれだけ楽しめて、入場料無料!
よろしければ、前半もご覧ください。
スポンサーサイト