この上なく楽しい場所へ遊びに行きました。
ここ最近、ずーっと猫かぶって大人しくしてるので、自分のなかの歪んだ部分を全開!とまではいかずとも、小出しできる場所があるというのは嬉しい限りです。
その楽しい場所というのは、museum of roadside art 大道芸術館。
10月11日、編集者である都築響一さんのコレクションを集めた美術館が東京墨田区の花街、向島にオープンしました。
建物は閉店した料亭を大改装したもので入館は完全予約制、そしてしばらくの間、大道芸術館に関する大道芸術館サイドからの情報発信は、都築さんが編集長を務めるメールマガジン Roadsiders' weeklyによるものだけとのこと。
ということは、今ならそこまで知られてないので、混んでないということですね。
ならば空いてる今のうちということで、さっそく予約を入れたわけです。
ちなみに都築さんのメルマガ、Roadsiders' weeklyについては、少し前の記事でも触れました。
実は私、向島を訪れたの今回が初めてで、押上駅を出るとすぐそばにスカイツリーが現れて、今さらですけどこんなに大きいのかと、まるで富士山でも見たかのように感動してしまいました。
どんだけ東京都民やってんだと思いますけど。
ひとしきりスカイツリーの写真を撮った後(でも納得いくものは撮れず、難しいです)、地図を見ながら大道芸術館までの道のりをテクテク。
向島という街が醸し出す雰囲気、いいですね~。
妙に魅了されました。
街並みといい、漂う空気感といい、なんかこうゆったりとしていて、またしても長く東京都民のくせに、今さらながら感動してしまいました。
道すがら、気になる物件を見かけたり、いちいち引っかかるものがあり、なかなか先へ進めず、やっと目的地に到着したと思ったら、今度はお隣の料亭から芸者さんが出たり入ったりしてて、ちょうどそういう時間帯だったようなのですが、芸者さんたち、ほんと綺麗で、見惚れちゃいました。
何だかここに到着するまでの間だけで、既にだいぶ興奮してしまいました。
大道芸術館、立地条件も非常によいです。
そんなこんなでやっと建物の中に入り、一番最初に案内していただいたのが1階のカラオケ設備付きVIPルームでした。
私はカラオケをまったくやらないので詳しくないですが、なんでも、今は姿を消してしまったレーザーディスクのカラオケだそうです。
室内は私以外誰もいなかったので、入館していきなりなんですがソファに座ってしばし休憩。
初めて訪れた場所なのに既にまったり、心地よい。
VIPルームを出て階段を上っていくと、壁にはコレクションの数々が展示されています。
秘宝館が再現されている3階へとむかうまでの間、気に入った作品があり思わずシャッターを切りましたが、こちらでは紹介できないものばかりです。
館内に展示されている作品たちを観てどう感じるかは人それぞれだと思いますが、私は面白いと思いました。
観てると、人生なんてこんなもんだし、そしてまたこんなもんでいいんだと、強く背中を押されます。
ラッキーなことに階段をのぼっていく間も、3階でも、VIPルーム同様私以外誰もいなかったので、隅々までゆっくり観賞しました。
最後はひとつ階を降りて2階のバーへ。
私的には今回一番楽しみにしていたスペースです。
ドリンクは山形ワイナリーの白ワインをいただいたのですが、これがものすごく美味しかったです。
とてつもなく美味しかったのと、懐深い女性スタッフの方々とのおしゃべりが楽し過ぎて、さらに同じものをもう一杯いただきました。
だいぶピンボケ(オートフォーカスで撮ったのに何故?)ですが、2杯目のドリンクには可愛いおまけつき。
「福」と書かれた蓋をあけるとお豆さん。
「福」のほかはこんな感じ。
またしてもピンボケでスミマセン。
きっと今後は徐々に知れわたり混雑していくと思うので、比較的空いてる今のうちにまた遊びに行きたいと思ってます。
(ならば記事にしなければいいのですけどね、こうして書いてしまう矛盾ですよ)
大道芸術館は、なんというかな、、、淑女と紳士のための遊び場というか、、、まじめくさっててもつまらないじゃないですか。
もっと気楽にいきたいなぁと思うのですよ、昨今特に。
大道芸術館、末永く続いてほしい空間です。