ひさしぶりに、スコットランドの首都エディンバラを一人旅した記録の続きを書いてみようと思います。
旅をしたのが2019年11月のことなので、だいぶ月日が流れました。
この少し後、世界はコロナ禍に陥り、以来どこへも旅してません。
ならばこんな時だからこそと、エディンバラ旅記録をまとめ出したのですが、当初の意気込み何処へやら、ずいぶん中断してしまいました。
予定では昨年末までにまとめ終えてるはずでした。
2020年中に終わらせたいと以下の記事で張り切っていた自分、今となっては恥ずかしい。
お星さまもいただいたのに。。。
なにはともあれ、拙い文章ですが、久し振りによろしくお願いいたします。
【day3】発熱
熱が出て丸1日寝てました。
私、旅先でよくこうなります。
なんでしょう、、、気候の変化とかフライトの疲れとかあるんですかね。
特に行き先が海外の場合、必ずと言っていいほどこうなります。
そして毎回、ひたすら眠り続けると回復します。
熱はありましたげど、ベッドは心地いいし、壁一面窓の明るいベッドルームで眠りにつけて、これが意外に幸せな時間でした。
ちなみに滞在した部屋の様子は、こんな感じ↓↓↓
【day4】スコットランド国立博物館
ほぼ1日、スコットランド国立博物館で過ごしました。
そういえばこの時のことは以前記事にしてました。
ご興味あるかたいらっしゃれば、以下↓↓↓ご覧いただけると幸いです。
【day5】
Arthur's Seat アーサーズ・シート
寒いけど、晴れ。
この日は午前中からアーサーズ・シートという、一応丘ということになってますが、それは名ばかり、実際は山(それもかなり険しい)へとむかいました。
私は【day2】の記事でホリルードハウス宮殿について書いてますが、アーサーズ・シート、まさにその宮殿背後にそびえ立ってます。
こんな感じで。
アーサーズ・シート、ほんと過酷ですよ。
私は登山とはかけ離れた舐めた格好で挑んでしまい、失敗しました。
靴は一応スニーカーでしたが、お洋服ブランドのなんちゃってスニーカー、滑って危険でした。
しかも、午前中は寒さで凍ってる地面が、だんだん溶けだしてくるのでベチャベチャです。
私は頂上まで登らなかったけど、それでもなんやかや、たぶん2/3くらいまでは登って、そこから眺めた景色は爽快でした。
頂上を目指し、ひたすら上へ上へと進む人々。
平日の午前中であったわりに、結構たくさんのひとで賑わっていて、当たり前ですけどいろいろなかたがいらっしゃり、見方によっては一種のカオスでした。
そしてちょっと聖地巡礼チックでした。
特に私が印象に残っているのは、地面が凍ってしまうような寒さだというのにランニングと短パン姿の男性3人組。
彼らたぶん地元の方々だと思うのですが、満面の笑みで通りかかる人すべに挨拶してくれるんですね。
こういういい意味でMad people(褒めてる)、好きだわ~~~。
アーサーズ・シートはホリルード公園という公園の中にあります。
下山した後、公園内を歩き回っていると、いきなり廃墟があらわれました。
12世紀に建てられた教会で、聖アンソニー礼拝堂というそうです。
いま私は、スコットランドにいるのだなあ。。。
スコットランドは自然豊かな国。
今回の旅はエディンバラだけだったけど、いつかまたスコットランドを旅する機会があれば、その時は必ずウオーキングブーツを持参して、スコットランドの一番端っこの方まで旅したい。
Jenners ジェナーズ
カフェでお昼を済ませ、ホテルに戻って泥だらけの靴を履き替え、次に目指すは老舗百貨店ジェナーズ。
私は百貨店が大好きで、旅先では必ずその土地の百貨店に入り浸る日をつくります。
その昔ロンドンに住んでた頃も、よく百貨店で時を過ごしていました。
そのころ私は学生で、あまりお金を持っていなかった。
おんぼろ一軒家でシェア生活、恰好も汚かった。
だけどお気に入り百貨店のひとつであるセルフリッジズという百貨店へ行く時は、いつもとは違う恰好でした。
何時間もウロウロして、なのに大したものは買えず、たいてい百貨店の中のカフェでお茶して帰ってくるだけだったけど、心に訴えかけてくる美しいものと出会うたび興奮していた自分。
あの頃のことを思うと、なんだか胸がキュンとします。
向こうの百貨店のいいところは、何といってもセール。
ドンと安くなりますから。
グッチのピンヒールブーツ、それはそれは美しい、凶器としか思えない代物が、いきなり50%OFFとかで売ってるのですーーー。
あの頃の私はそれでも買えませんでしたけど(今も格差社会の底辺)、これがここまで安くなっちゃうんだと、これ買わなきゃ損だと、無性に血が騒いだのを覚えています。
そして、ブーツは無理だけど、良いものをお値引き価格で手に入れられるせっかくのチャンス、私にも買える物はないかと店内を物色していると、一足のハイヒールが目に留まりました。
なんかこれきれい、、、ほしいな、、、、
値段を見ると、やった!私にも買える値段。
だけどサイズが大きすぎる、、、
近くにいた店員のおにいさんに、小さいサイズがあるかきいてみた。
残念ながらそれ一足だけよ。
足のでかい女が履く靴ね。
こんなどうでもいいやり取りを、まるで昨日のことのように、覚えているのですよね。
高次の世界を目指しつつ、物欲旺盛、骨の髄まで俗まみれです。
思い出話が長くなってしまいました。
年齢を重ねた証拠ですな。
話を戻してジェナーズです。
ジェナーズ、とにかく建物が美しい!
ちなみに、ジェナーズにも午前中訪れたアーサーズ・シートにも、滞在しているホテルから歩いて行けます。
エディンバラは大抵どこへでも歩いて行けるので便利です。
そしてついでに、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ジェナーズがあるプリンセス・ストリート、ここは映画トレインスポッティングでレントン(ユアン・マクレガー)が猛ダッシュで駆け抜ける、あの冒頭シーンが撮られた通りです。
ジェナーズの外観、残念ながら写真撮ってないので、以下、この美しい建物の修復工事に関する記事ですけど、使用されてるお写真きれいなので、ご興味あるかたいらっしゃれば。。。
183歳の建物が新しい時代へむけて生まれ変わろうとしています。
修復後、一体どんな姿を見せてくれるのか、ただただ楽しみです。
建物の中に入り、まずは靴売り場へ直行。
ヒールがなくて、ガシガシ歩けるブーツ、ないかな、ないかな、ないかな、、、
あった!
キョロキョロと店員さんを探す。
あたま坊主、黒のワンピース、マーチン8ホール、すごい!Sinead O'Connorみたい。
あの人がいい!
一足だけ出てるブーツをもって、その人のところへ行き、これを履いてみたいと言う。
「そのブーツの担当は、あっちの売り場」
そう言って、隣のランジェリー売り場を指さす。
え?靴なのにランジェリー売り場?
うそー、と思いつつ、半信半疑でランジェリー売り場へブーツを持って行くと、奥に並ぶ試着室のひとつに案内され、赤毛ロング、キルトスカート姿のおねえさんがもう片方のブーツを持ってきてくれた。
ほんとだった。。。
おねえさんが靴を包んでくれている間、店内をウロウロしてみる。
すると驚いたことに、日本のブランド、ワコールのものがかなりのスペースを占めている。
ビックリしておねえさんに、「ワコール人気あるんですか?」ときくと、「あるわよ!特にTシャツブラは最高ね!」と。
私もワコールは好きなので、日本でもワコールは人気だが、こっちのワコール製品は日本で展開されているワコール製品とデザインに違いがあるように思うとか、ワコールもいいけどトリンプ(こちらはご存じなかった)もいいとか、いろいろ話してたら、是非これを持って行ってくれとワコールのカタログをいただきました。
このかたも自分のスタイルがしっかりとあり、素敵でした。
ちなみに買ったブーツはこちらです。
スコットランドまで来て、NYブランドの靴を買ってしまった。。。
この後は、バッグや革小物を扱うフロアーへ移動しました。
嬉しいことにTED BAKERのものが結構豊富。
もうずいぶん前のことだけど、表参道にあったTED BAKERの路面店がなくなってしまった時は、何だか妙に寂しかったです。
ひとまずTED BAKERではお財布を買いました。
そしてまだまだ見たいところありましたけど、空腹には勝てず、また来ることにして、後ろ髪ひかれるおもい(大げさ)で、ジェナーズを後にしました。
お買い物は、旅の楽しみのひとつですよね!
それでは、次回【day6】に続きます。
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