変幻自在

where the flowers bloom at midnight

2022年、児童書にはまった

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと

 

わたしの2022年は、何だかみょうに児童書づきました。

はまったきっかけは、こちらの1冊。

 

HOW TO BE BRAVE / DAISY MAY JOHNSON

それまで児童書には、あまり関心なかったのですが、この本のタイトルを目にした時、いったい小学生くらいの子供たちにむけて、「勇敢」とか「勇気」を、どんなふうに語りかけていくのだろうかと興味を抱いたとから読み始めました。

そしたらこれが、期待以上に素晴らしく、はまった。

 

お話の舞台は主人公Calla Northが通う、かなりユニークな寄宿学校です。

Callaはそこで仲間たちと力を合わせ、迫りくる困難に、果敢に立ち向かっていくのですが、いやー、なんでしょう、一点の曇りもない純粋な思考回路、ほんと気持ちいいくらいの真っ直ぐな姿と、他者を思いやるあたたかい心に、ねじ曲がっていた精神があらわれました。

私はちょうどこの本を手に取ったころ、果たしてこれでいいのかと、悩んでいることがありました。

しかし、この物語に登場する、たくさんの勇気ある人々、芯が強くて美しい心を持つ人々と、読書を通して触れ合うことで、気が付いたら悩みは解消されていました。

この本を読んでると、小さな世界のことに心を砕いているのがバカらしくなってくるから不思議です。

どんどん勇気が湧いてきて、優しい気持ちになって、クッキーやケーキの甘い香りに包まれて、もういいやと。

児童書って、人をもっといい人間へと成長させる手助けをしてくれて、最高の自己啓発本というか参考書というか、人生の指南書のようですね。

 

"How to be brave" は、"How to be you" であり、また、「愛」であると、この本から強く思いました。 

 

 

そんな経緯があり、今頃ではありますが、やっと児童書の面白さに気がつき、手のひらひっくり返して児童書ばかり読みふった2022年。

そのなかで、特に印象深かったのがこちらの1冊。

 

LIFE ON THE REFRIGERATOR DOOR / ALICE KUIPERS

前回の記事でも少し触れたこの本、実はあまり児童書児童書してないですが、でも一応、Children's Book AwardやTeenage Book Awardの候補に選ばれたりもしたみたいなので。

いやー、これもめちゃくちゃよかった。

 

物語は、ティーンエージャーの娘と母の間で交わされるメモのやりとりで構成されています。

擦れ違いばかりの2人は、冷蔵庫のドアに残すメッセージで日々の意志疎通を図っています。

1ページに1メッセージで話は進み、中には走り書き程度のもの、たとえば、

マイケルから電話

とか、

タマゴ

パン

タマネギ

持てたらチキンもお願い

みたいなものが結構含まれているのに、でも不思議と、娘と母の置かれた状況がだんだんとわかってきて、気がつけばストーリーもちゃんとできてて、のめり込ませるのですよ。

 

ちなみに母は、ケータイ持ってない。

ついでに私もケータイ捨てたい。

 

仕事でいつもいない母と難しい年頃の娘。

もちろん、その程度のやり取りではコミュニケーション不足で、たびたび衝突するんだけど、でもまあそれも日常というか、時は淡々と流れ、このままずっとそんな感じで流れていくのかなと思いきや、ある日を境に今まであった2人の時間はあっけなく奪い去られます。

ほんと嘘みたいに簡単に崩れ落ちていきます。

 

ただ残酷なことに、そこから2人は本当の家族になっていくように私にはみえましたけど。

人生には、もっとはやく気付いていればってことが多すぎるように思う。

 

物語後半は、母をおもい、大人になろうと一生懸命な娘の姿に、思わず涙が止まらなくなりました。

つい、この娘と同年代の頃の自分の姿を思い出してしまい、余計に感極まってしまいました。

娘、たった15歳なのに、強くて勇敢で優しくて、なんと美しいことか。

2022年私も、少しは成長できてるといいのだが。

 

今回こちらであげた2冊とも洋書(英語)ですけど、児童書ですし、特に2冊目は超超超短文なので気軽に読みだせます。

そういえば以前、英語を勉強している知人と日本語を勉強している知人それぞれが、「語学勉強のために児童書を読みだしたけど、奥深くてとても面白い、はまってしまった」と言っていて、その時は「へーそうなんだ」程度で流しましたけど、2022年の私がまさかはまることになるとは夢にも思いませんでした。

意外な読書の旅を辿ることとなった、わたしの2022年でした。

 

 

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