本日は2021年10月最後の日曜日。
今年もあと2カ月で終わりなんて信じられないはやさです。
今回から数回にわたり、スコットランドの首都エディンバラをひとり旅したときのことを綴っていきたいと思います。
訪れたのが2019年なので少し時間が経ってしまいましたが、脳裏に焼きつくエディンバラという街の美しさ未だ色あせず輝き続けています。
その美しさが伝わるような旅記録になれば嬉しいです。
エディンバラ空港-ホテル
無事エディンバラ空港に着陸し、いったい東京の自宅を出てから何時間が過ぎたのか、やっとゲートの外へ出ました。
ここからホテルがある中心街へ出るのに交通手段はいくつかあるのですが、私はバスで行こうと決めてました。
エディンバラへ立つ前、滞在予定のホテルの方と何度かメールのやり取りがあり、その中でホテルの方が、バスを利用するのが一番便利だと、アドバイスしてくれてたからです。
が、しかし、バスで行くと決めてるものの、その、空港と市内を結ぶシャトルバス(Airlink)の乗り場が分からない。
いま眼の前に、バス乗り場を案内するボードがあって、さっきからずっと眺めているんだけど、長時間飛行という極度の緊張感(飛行機苦手)から解放され、一気に気が抜けたせいか、いくら見てもまったく頭に入ってこないのです。
こりゃ誰かに聞かなきゃダメだと横を向くと、ちょうどいいタイミングで、空港内をお掃除するスタッフの方がやって来ました。
すかさず近寄り、バス乗り場の場所を尋ねます。
するとその方、乗り場まで案内してくれました。
実際は、空港出てすぐにバスチケット売り場があり、その横が乗り場だったので、わざわざ連れていってもらう距離ではなかったのですが、助けられ、先へ進む自分。
ありがとうございます。
チケット売り場に並び、私の番がきました。
チケットを売る女性から、笑顔で明るく Hi ! と声をかけられ、私も自然と笑顔になり、Hi ! と挨拶しました。
チケットは片道4.50ポンド。
結構本数も出てるので、大して待つことなくバスはすぐ来ました。
乗車してすぐ、スーツケースを置く場所があって、ちょっと高い台の上にスーツケースを乗せなくてはならなかったのですが、隣にいた男性が私の分も、 すっと乗せてくれました。
またしても、ありがとうございます。
バスは快適でした。
お天気もよく、車窓から過行く風景を楽しんでいたら、あっという間に市内到着です。
渋滞もなく、時間にして多分30分くらいだったと思います。
が、しかし、降車したのはいいものの、またしても、どちらに進めがいいのか分からない。
地図を見ても、どちらの方向へ進めばいいのかまったく分かりません。
小人が未知の世界に放り出された気分です。
仕方ないので、とりあえず、こっちかなって感じで歩き出してみました。
スーツケースを転がし、石畳を進みます。
美しい。。。
街が、この世の世界とは思えない美しさです。
小人になって、おとぎ話の中を歩いているような気持ちになりました。
街の美しさに魅了され、少しだけ歩いてみるつもりが、結構歩いてしまいました。
この辺で道の確認をしなければと思いだしてまもなく、道を尋ねやすそうな雰囲気を持つ母娘と思しき二人組が前から歩いて来ました。
またしてもすかさず近寄り、ホテルまでの道を尋ねます。
するとお母さんらしき女性がまず、「この住所はあっちの方向だから、この通りを進んで、そのあと、、、、、」と丁寧に教えてくれました。
その後さらに続けて、お嬢さんと思しき女性が再度ゆっくりと、道順を繰り返してくれました。
そして二人揃って満面の笑みで私の顔を見つめ、「素敵な時間を過ごしてね!」と送り出してくれました。
ありがとうございます。
教えてもらった道順通りに進み、やっと、私が滞在するホテルに到着。
イーストアジアの日本から、本当に長い道のりでした。
フロントへ行き、すぐに部屋へと案内してもらいました。
古い建物で、もちろんエレベーターはなく、狭くて急な階段をのぼらなくてはならないのですが、ここでもフロントの男性がスーツケースを持って上がってくれました。
ありがとうございます。
部屋は想像以上の素晴らしさでした。
なによりも、この、壁一面の大きな窓が気に入りました。
そして何気に、リビングルームのドアにさしてあったドアストッパーも可愛かった。
私も欲しくて、お店に入るたびに探したけど、見つけられませんでした。
このホテルについては以前記事にしたので、ご興味ある方はこちら ↓↓↓ もあわせてご覧ください。
エディンバラ空港からホテル到着まで約1時間半。
たったそれだけの間に、いったい私は何人の方々のお世話になったのでしょう。
親切にしていただいたことは一生忘れません。
まずはお茶@Patisserie Valerie
スーツケースを広げ、洋服をハンガーにかけ、ひとまずどこかでゆっくりお茶したい。
どこへ行こうかなと少し考え、そうだ!
ハリーポッターの作者 J.K.ローリングが通ったというカフェ、The Elephant House へ行ってみることにしました。
ちなみにハリーポッター、読んだことないのですけどね。
フロントの方がくれたエディンバラ中心街の地図と地球の歩き方の地図を一応確認して外に出ましたが、歩き出してすぐ道順は忘れました。
よっていつも通り、野生の感を頼りに歩きます。
エディンバラ中心街はそんなに広くないので、何度か行ったり来たりしてるうちに目的地へ到着できます。
この時もこっちかなーと見当つけて歩いているうちに、The Elephant House の前に到着しました。
そして着いてみると、その隣もカフェ。
見事にカフェが2軒、並んでいます。
しかもお隣のカフェのほう、ショーウィンドウのアーモンドクロワッサン!めちゃくちゃ美味しそう!
私はアーモンドクロワッサン(クロワッサンオザマンド)に目がなく、吸い込まれるようにお隣のカフェに入りました。
そしてもちろん、アーモンドクロワッサンとお茶をいただき、アーモンドクロワッサンのあまりの美味しさに感動しました。
私はこのアーモンドクロワッサンの虜になり、エディンバラ滞在中の朝食は、ほぼ毎日、こちらのアーモンドクロワッサンとコーヒーでした。
そして、このアーモンドクロワッサンをいただいて、昔ロンドンに住んでいた時のことをふと思い出しました。
ずっと忘れていましたが、そういえばあの頃、学校帰りによく寄っていたお気に入りのカフェがありました。
Tottenham Court Road(もしくは Leicester Square)という地下鉄駅のそばにあり、そこで私はいつも、アーモンドクロワッサンとカプチーノを頼み、本を読んだりして過ごすのを楽しみのひとつとしていました。
そこのアーモンドクロワッサンがとにかく大好物で、こんなに美味しいアーモンドクロワッサン食べたことないと思ってました。
そして今、The Elephant House隣のカフェでアーモンドクロワッサンを一口食べ、あまりの美味しさに感動し、二口食べて、これはこれまでの人生で食べたアーモンドクロワッサンの中で一番美味しいんじゃないかと思い、三口目で、いやまてよ、そういえばあのTottenham Court Road駅そばのカフェ、あそこのアーモンドクロワッサンと一緒だ、ずーっとあのカフェのこと忘れてたけど、このアーモンドクロワッサンがあのアーモンドクロワッサンを思い起こさせました。
The Elephant House隣のカフェは、Patisserie Valerie といいます。
残念ながら1枚も写真を撮らなかったので、Google Earth で画像保存してみました。
Google Earth、インターネット、便利だなーと思うと同時に、私がアナログ人間だからでしょうか、何だか恐怖心も抱いてしまいます。
初日終了
カフェを出ると、外は暗くなっていました。
冬は暗くなるのが早いので、1日があっという間です。
たまたま通りかかったレストランで夕食(肉)を済ませ、そのあと少し夜の街を散歩しました。
大通りから脇道に入ってみました。
石畳が綺麗です。
気温は、どれくらいだったのかなぁ。
昼間が2℃とか3℃だったから、夜はマイナスだったのかもしれません。
寒いけど、思ったほどじゃなかったのは、興奮していたからですかね。
散歩を終えホテルに戻ると、すぐお風呂に浸かり、少しテレビを観て、ベッドに入りました。
ベッドの中で、日本から持参した本を読もうとしましたが、内容がぜんぜん頭に入ってこないので、すぐに読書は諦め消灯。
day1 終了、なのですが、、、ここまで書いてみて私の脳裏を過ること。
私は、本当に書くべきことを書けているのだろうか。
あとで読み返して、もっと他に書くことあったでしょうと思うようなことがないか、本当に大切なことに気付けているのか、やっとこの旅の記録を書き始めたばかりなのに、早くも迷い出しています。
書いているうちに答えが出るのか、それとも書いても書いても分からないままなのか、これはこのブログを始めたときから感じていることですが、文章ってほんと難しいですね。
次回day2 は、イギリス王室の宮殿として今も利用されているホリルードハウス宮殿を訪れた記録です。
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