無印良品東京有明店で開催された、「廃棄されてしまう小学校の天板を再利用してサイドテーブルを作ろう!」というワークショップに参加しました。
窓際に椅子を置いて本を読むのが休日のささやかな楽しみである昨今。
「読書といえばお茶、これでティーセットを置けるくらいの、持ち運びしやすいサイドテーブルがあれば完璧なんだけどな」
ちょうどそんなふうに思っていた矢先のことだったので、再利用というアイデアも面白いし、参加してみることにした次第です。
今回のワークショップでは廃棄されてしまう小学校の天板から、無印良品の商品である頑丈ボックス大、もしくはやわらかポリエチレンボックス丸にフィットするフタを作りました。
私はやわらかポリエチレンボックス丸のフタ作りに参加。
既にカットされた板の中から好きなものを選び、切り口にヤスリをかけ、その上をアクリル絵の具でペイントします。
興味深かったのは、今回使用されたEMARF(エマーフ)という木材カットサービス。
当日いただいたリーフレットによると、、、
EMARF(エマーフ)は、VUILDが開発したデジタルファブリケーションを用いたクラウドプレカットサービスです。CADソフトを使ってデザインしたデータをウェブにアップロードすると加工データが自動生成され、全国のShopBot拠点からオンデマンド出力されたパーツが自宅に届きます。2020年5月のサービスローンチ以降、家具やプロダクトの製作は勿論、アート作品、建築内装、仮設建築など幅広いシーンで利用されています。
プリントアウトするように家具をつくろう。
とな。
データを入稿すると全国のエマーフ拠点で加工されたパーツが自宅に届く。
便利な世の中になりましたなぁ。
ワークショップでは、今回の企画をされたVUILDスタッフの方からヤスリがけのコツなどの手ほどきを受けつつ、参加された方々とのおしゃべりも楽しみつつ、唯一無二のフタを作成すること約1時間。
仕上がった時は既にカットされた木材を使用したとはいえ想像以上の満足感で、ものづくりが与えてくれる幸福感を堪能しました。
それにしても、、、無印良品東京有明店、私はこの機会に初めて訪れましたけど、広いんですね。
最近はネットショッピング率がかなり高く、無印良品の実店舗自体に訪れたのも久しぶりでしたが、今さらながら、ほんとーーーに今さらながら、無印おそるべしです。
まず何でもあって、
実際に店舗空間に身をおいて感じたのは、無印良品というスタイルというか、主義思想というか、確固たるひとつの世界が存在している事実で、今さらながら、ほんとーーーに今さらながら、強い衝撃を受けました。
それはアニメやマンガのような日本文化というより、もっと民族的なものが感じられて、もちろんそれがすべてじゃないですけど、無印良品は日本人とは何か、そこを象徴しているような気がしました。
そうするとこれは貴重なデータのように思えます。
私が訪れたのは週末のかなりにぎわった時間帯で、にもかかわらず乱れた棚がひとつもなかったのも驚きでした。
すべての商品があるべき場所に置かれ、あるべき方向を向いて並んでいて、日本人の勤勉さを表しているようで凄いと思うと同時に、何だかそれが日本社会そのもののような気持ちにもなり、少し怖くなりました。
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