忘れた頃にやって来る、エディンバラひとり旅日記。
残すところ、今回入れて2回となりました。
やっとです。
Calton Hill カールトン・ヒル
雲で覆われた空の下、Calton Hill カールトン・ヒルという丘(死火山)へやって来ました。
英国独特のどんよりした空模様、毎日のこととなれば太陽が恋しくて仕方なくなると思うけど、旅行者的立ち位置だと、この寒くて古くてグレーなTHE英国的雰囲気は案外悪くなかったりします。
Calton Hill カールトン・ヒルは英国で最も古いパブリック・パークのひとつ、著名な方々の記念碑や歴史的建造物が立ち並んでいます。
たとえばこんな感じで、、、、、
真ん中の天体望遠鏡をひっくり返したようなネルソン・モニュメントは、1805年トラファルガーの海戦で戦死したネルソン提督を記念して建てられたもの。
入場料を払うと中へ入れるのですが、私は外から眺めただけでした。
個人的に特筆すべきは、左側のナショナル・モニュメント。
アテネのパルテノン神殿を模して、ナポレオン戦争戦没者記念碑として建てられたそうですが、なあんか中途半端な仕上がりじゃないですか?
それもそのはず、なんと、1822年に着工したものの途中で予算が尽きてしまい建設中止、以来未完のままの姿でさらされてるそうです。
なんか嘘みたいというか、かなりとぼけた歴史的建造物です。
街中も寒いですけど、丘の上はもっと寒く、冷たい風にビュービュー吹かれ、鼻のあたまもほっぺたも氷のように冷たくなりました。
でも、これが気持ちいいのですよ。
頭の中がクリアになって。
やってることは丘にのぼって、ただ風に吹かれているだけなんですけどね。
Calton Hill カールトン・ヒルにはカフェもあって、そこで提供されるアフタヌーンティーにかなりひかれたのですが、ここから次の目的地へむかう途中に行きたいカフェがあり、悩んだ末断念しました。
代わりに、というわけではないけれど、やはりCalton Hill カールトン・ヒルにあったショップでお買い物。
地元アーティストの作品などを販売していて、何やかやであれこれ購入。
たとえばこんなのとか。
Victoria Rose Ballさん(エディンバラに魅せられ移り住んだイラストレーター)のイラストに、ほんの数行、それぞれの対象に纏わるKey的事柄を添え、私たちをエディンバラ発見の旅へと誘います。
とてもスローで、だけど不変的な一冊。
そうそう、この時買ったエコバッグは今でも使っているけど、日本でも普通に売っていたのですよね。。。
発見したときはちょっぴり複雑な気持ちでした。
John Lewis ジョン・ルイス
ご存知のかたも多いと思いますが、John Lewis ジョン・ルイスは英国の百貨店チェーン。
過去記事のこれ ↓ とか、
これ ↓ にも書きましたけど、
私は百貨店巡りが大好きで(特に旅先で)、訪れると隅々まで何時間でも物色してしまいます。
ジョン・ルイスに対する私のイメージは、良いものを手の届く価格で買える百貨店。
質もデザインもいいです。
私が訪れた時は既にクリスマス商戦が始まっていて、エントランス入ると魅惑的な商品がブワーっと並んでて、特にTED BAKERの品揃えがとてもよく、文具とかウォーターボトルまであり、危うく踊らされ散財するところでしたが、まずはここに来た目的を果たさねばと思い直し、上階へと移動しました。
むかったのは寝具売り場。
お目当てはジョン・ルイス・オリジナルのシーツ・カバー類。
何だかあまりに日用品すぎて、キラキラ感まったくないですが、ジョン・ルイスのシーツ・カバー類、生地がしっかりしててシワになりにくく、いつまでもパリッとしてて非常に良いのですよ。
大興奮で3点セットを2セット購入しましたが、いや~、布って重いんですね!
ホテルへ戻る道のり、腕がもげるかと思いました。
そうそう、ジョン・ルイスの最上階にもカフェがあって、買い物を終えたあと一休みしました。
おしゃれ感はないですが、広いし、通りに面した方は窓になっているので、解放感あって居心地よかったです。
あ、あと、ジョン・ルイスへむかう途中、道に迷いまして、そのおかげで素敵な本屋さんとの出会いもありました。
Topping & Company Booksellersというインディペンデント・ブックショップです。
よろしかったら以下ご覧くださいませ。
それでは、次回は最終回でーす。