若かりし頃に読んで影響を受けた本。
ジョージ・オーウェルの「1984」。
まずこれが一番最初に頭に浮かびます。
脳裏に焼きつく本は他にも多々あって、たとえばスーザン・ソンタグの「写真論」なんかは、こんなにあたたかいまなざしがあるのかと、初めて読んだときの感動を今でも強く覚えていますが、その後の考え方に大きな変化をもたらしたという点では、やはり「1984」です。
そんなわけで、いつかこれの原書を読まなくてはと、頭の片隅でずっと、使命のように感じていました。
なのにいっこうに手を出せず、このほどやっと、ほんとにやっと、行動に移すことができました。
いつものポチポチにこれをプラスすればいいだけなのに、どういうわけかそれと相反するためらいのような気持ちがあり、よくわからないけど二の足を踏んでいました。
しかし、話題逸れますが、本を読み漁っていたあの頃、いくら学生だったとはいえ、どうしてあんなに時間があったのか、不思議でなりません。
どうしたって時間に追われる日常を送る今、来る日も来る日も1日中読書に明け暮れるとか、そんな生活を最後にしたのって一体いつだったか、もう覚えてもいません。
ちなみに、「1984」のカバーに使われているのは、Francis Baconのセルフポートレート。
確か限定版だったような。。。
そしてFrancis Baconといえば、今ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(ロンドン)でこんなの↓↓↓やってるのですが、サイトを見る限りめちゃくちゃよさそうです。
日本にも是非巡回してほしい。